ミニ講演と懇談 
     
     講師 加藤 節 先生
  (学校法人
成蹊学園 専務理事)
   216日(水)午後7時〜9
  この地域で環境、人的、知的資源など
  大きな存在である成蹊学園トップ
の先生をお迎えして
地域交流の機会を持ちたい と願い
加藤先生をお迎えしてお話を伺いました。

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    加藤 節 先生のお話しにあった、実際の体験をもとにした四つの大学についての考察

  1、古いまちと共に成長し、まちの人にもなじまれ愛される東京大学”。地元商店街には経済効果も。 
  2、まちと大学が一体化して文化や伝統を創りだし、
        観光地としても雇用主体としての経済効果もあるケンブリッジ大学
  3、地元の町からは隔絶されているが、巨大な雇用主体として地域社会に貢献している北京大学” 
  4、そして"成蹊大学”  
    この大学は小学生から大学生まで、教職員含めて約一万人。雇用主体としての地域貢献は乏しい。
    また文化遺産として誇れるのはけやき並木ぐらい。
    そのことより、これから改善及び目標としたいのが  
         ・文化財の充実                                            
         ・“環境”という観点からの多面的な見直し (広域避難場所としての機能を考えながら)
         ・“知”の社会的還元 (武蔵野市民の自己啓発の場所を提供)               
         ・“情報”の社会的還元 (情報図書館を建設中。市民への開放)              
         ・環境の整備 (美しい大学、地域への生活環境の向上への寄与)  などの点である。

  これらのまとめとして、学生が迷惑をかけるなどマイナス面もあると思うが、
  それでもあってよかったと思われるような大学、
  成蹊大学が年々学生の数を増やす事が出来た理由の一つである吉祥寺というまちの
  持つ魅力のイメージに  ふさわしい大学、それを目標として努めたい。                                   

       
        お茶の後、しばし歓談。出席34名。

 「大学のあるまち」出席者からの「成蹊学園」に対する地元の“思い”   (抜粋)

*けやき並木を歩くといやされ自転車に乗って通っても気持ちがルンルンしてくる場所です。

*今日は成蹊が身近になった感じがします。

*60年以上近くに住んでいますが、学園の中に入ったことがなく、
  一度ゆっくり外からでも見学させてほしいなと思っています。

*まずは一番に、非常に親しみをもっている。

*シンボリックな本館は私の子供時代から存在した建物でなつかしい思い出があります。

*桜並木のソメイヨシノは樹勢が衰えています。
  東西4本の並木をどう育てていくか、地域も巻き込んで考えたい課題です。

*図書館を開放するということなので、ぜひとも地域に開かれた学園を一層進めていただきたいと思います。

*大学の先生達がもっと地域に出て、市民と一緒に活動するようなことが出来ないものでしょうか。

*生涯学習で大変お世話になり、感謝しています。セミナーの聴講を許可していただけないものか。

*学内にある厚生施設を利用させてほしい。


                                                    文責   けやき学舎