紫式部は碁がお好き!

源氏物語絵巻に囲碁を打つシーンがあると聞き絵巻に詳しい友人に調べてもらいました。
源氏五十四帖絵巻には2ケ所碁のシーンがありました。

源氏物語「空蝉」



「なぞかう暑きにこの格子はおろされぬるととへば、
ひるより西の御かたのわたらせ給ひて、
碁うたせたまふといふ  (中略)
碁うち果ててけちさすわたり、
こころとげに見えて、きはきはしうさうどけば、
おくのひとは、いとしずかにのどめて、
まち給へや、そこは持にこそあらめ、
このわたりの劫をこそなどいへど、
いで此のたびはまけにけり、
すみのところどころ、いでいでと、をよびをかがめて、
とを、はた、みそ、よそなどかぞふるさま、
いよのゆげたもたどたどしかるまじうみゆ」
このシーンは空蝉と軒端の荻が碁をうつ姿を源氏の君が垣間見ているところで、ほぼ打ち終わって「ちょっとお待ちになって、そこは持でしょう。こちらのコウを先に片付けましょう」「いいえ今度は負けてしまいましたわ。ここは十、二十、三十、四十」ときびきびと目を数える様子が書かれています。 


源氏物語絵巻「宿木」
  
「宿木」の帖は帝と薫による、男性同士の対局場面です。
帝が皇女二宮の婿にと望んでいた中納言薫の君と、三番勝負を打つことになりましたが、薫が二番勝ち越せば姫君を薫の嫁に差し出す考えです。帝はわざと勝負に負けるという、
こうした筋書きを秘めている帖でした。

この絵巻は記念切手にもなっているようです。
因みに紫式部は本格的な碁を打ち今の初段くらいの強さだったとか。
美女が十二ひとえを着て優雅に碁を打つ姿なんて想像するだけでもたのしいですね。

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